貸別荘やバケーションレンタルのリース方式とは、不動産所有者が運営会社に施設を貸し出し、その運営会社が施設を運営・管理、その収益を所有者へ分配する方法です。
貸別荘・バケーションレンタルにおいては、不動産所有者が施設を直接運営することが難しい場合や、管理上の問題を抱える場合に、リース方式が採用されます。
具体的には、不動産所有者が運営会社に施設をリース、運営会社が宿泊客を集めて収益を上げ、その収益から変動、もしくは固定、あるいは変動・固定ミックスの賃料を不動産所有者に支払うことで、双方が利益を得ることができます。
リース方式では、不動産所有者は直接施設の運営を行う必要がなく、手間や費用を軽減することができるため、より多くの施設を所有することができるようになります。
一方、運営会社側にとっては、不動産所有者からのリース契約に基づき、運営の設備や備品の準備や管理、清掃、宿泊客の受付などを行うことが求められます。
運営会社が収益を上げるには、マーケティングや運営ノウハウの充実が必要となります。
リース方式は、たとえ事業の売り上げが低迷しても、一定の賃借料が発生し続ける点で所有者にとってはメリットです。
一方、自ら資金調達することなく、スピーディーに事業を展開できる点が、運営会社側のメリットです。
私たちの場合は、土地の仕入れから建物の設計施工、集客まで全てを終えた段階で、所有者へ売却する手法をとるため、一時的であれまとまった資金は必要になります。
また通常、所有者に負担を求める場合の多い、家具や家電の購入や、設備資産の改修費用なども私たちが負担、所有者側に負担を求めるコストは、固定資産税など僅かです。
そういう意味では、所有者側にメリットの多い、当社のリース方式です。
これまで自ら開発した上で売却、リース方式により運営を続ける施設についてご紹介します。
瑠璃浜VITE
京都天橋立の温泉&スパリゾートです。
休業状態にあった企業の保養所をプライベートプール付きヴィラへ再生のご提案をし、当社で高級ヴィラとして運営しています。
賃貸借契約により毎月固定の賃借料をお支払いすると共に、年間数十の優先宿泊を企業の社員様の福利厚生に確保しています。
遠方にあり管理が難しい保養所をバケーションレンタル施設として再生。
施設の運営を全面的に任せて頂くことで、施設の維持管理、社員の福利厚生としての側面も維持、さらには固定賃料収入を得る、まさに一石三鳥のスキームです。
プライベートヴィラ淡路 THE SUITE
兵庫県淡路市にある温泉&プライベートプール付ヴィラ。
賃貸借契約により、毎月の固定賃借料をお支払しています。
関西で人気の淡路島。1棟当たりの売上が2700万円を超える私たちにとっても高収益施設。
所有者の利回りは8%超。
双方、win winの経営ができています。
シーサイドテラス千葉鴨川
千葉県鴨川市にある2棟のプライベートヴィラ。
ヴィラはオーナー企業が所有、同じ敷地内には当社が所有するグランピング施設(ドームテント)もあり、変則的な経営形態です。
私たちの場合、グランピングテントとヴィラの複合形態でリゾート施設開発するケースがあり、ヴィラの部分だけオーナー企業に投資いただくケースもあります。
賃貸借契約により、毎月の賃借料をお支払しています。
表面利回りは9%。